「ベンツは維持費が高い」というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
実際には、ベンツの維持費は車種や年式によって大きく異なります。コンパクトなAクラスやCクラスであれば、税金は国産車と大きく変わらないこともあります。一方で、年式が進むにつれて整備費や修理費がかさみやすいのも事実です。
この記事では、ベンツの年間維持費の目安を項目ごとに整理し、クラス別の違いや、維持費が高いと言われる理由、負担を抑えるポイントを解説します。
さらに、「10年落ちのベンツに乗り続けるべきか、売るべきか」で迷っている方に向けて、売却を検討すべきタイミングも輸入車買取の専門店の視点からご紹介します。
ベンツの年間維持費の目安

ベンツの維持費は、車種・年式・走行距離・保険の内容によって大きく変わります。一般的には、AクラスやCクラスなどのコンパクト〜ミドルクラスで年間30万〜50万円前後、Sクラスや大型SUV、AMGモデルではそれ以上が一つの目安です。
ここに駐車場代や、年式に応じた修理費が加わると、さらに負担は大きくなります。
まずは、維持費を構成する主な項目を確認しておきましょう。
毎年かかる費用:自動車税、任意保険、燃料代、駐車場代
2年ごとにかかる費用:車検(自動車重量税・自賠責保険・整備費用)
走行距離や年数に応じてかかる費用:エンジンオイル、タイヤ、ブレーキ、バッテリーなどの消耗品
突発的にかかる費用:故障・不具合の修理費
ベンツの維持費の内訳
自動車税
自動車税(種別割)は排気量で決まります。2019年10月1日以降に新車登録された乗用車の場合、ベンツの主なモデルの税額の目安は以下のとおりです。
- 1.0L超〜1.5L以下:30,500円(A180、C200など)
- 1.5L超〜2.0L以下:36,000円(C220d、E200、GLC220dなど)
- 2.5L超〜3.0L以下:50,000円(G400d、S500など)
- 3.5L超〜4.0L以下:65,500円(AMG G63など)
- 電気自動車:25,000円(EQシリーズなど)
近年のベンツはダウンサイジングターボが主流のため、排気量で見ると税金は国産の同クラス車と大きく変わらないモデルも多くあります。
ただし、2019年9月30日以前に登録された車両は税額がやや高く、新車登録から13年を超えたガソリン車は税額がおおむね15%重くなります。古いベンツほど、税金の負担は増えていきます。
輸入車の税金については「自動車税一覧表と排気量別の外車まとめ!減税・重課の基準や維持費も解説!」で詳しく解説しています。
任意保険
ベンツは車両価格が高く、修理費用も国産車より高額になりやすいため、車両保険を付けると保険料が上がりやすい傾向があります。
年齢や等級、補償内容によって大きく異なりますが、車両保険付きで年間10万円を超えるケースも珍しくありません。Sクラスや AMGモデル、Gクラスなどの高額車では、さらに負担が大きくなります。
保険料が高くなる仕組みについては「外車の保険料はなぜ高い?ブランド別の相場と補償・料率クラスの仕組みも解説」をご覧ください。
車検費用
車検では、自動車重量税・自賠責保険料・印紙代の法定費用に加えて、点検整備や部品交換の費用がかかります。
法定費用は国産車と大きな差はありませんが、ベンツは交換部品の価格が高く、ディーラー車検では整備費用が高額になりやすいのが特徴です。特に2回目、3回目の車検以降は、ブレーキやバッテリー、ゴム部品などの交換が増え、費用がかさみやすくなります。
燃料代
ベンツのガソリンモデルの多くはハイオク指定です。一方で、「d」が付くクリーンディーゼルモデルは軽油を使用するため、燃料単価を抑えられます。
年間の走行距離が多い方は、ディーゼルモデルの方が燃料代を抑えやすいでしょう。ただし、ディーゼルモデルには排出ガスを浄化するための尿素水(AdBlue)の補充が必要です。
メンテナンス・消耗品
エンジンオイル交換やブレーキパッド、タイヤ、バッテリーなどの消耗品は、国産車に比べて部品代が高くなる傾向があります。
特に、大径のタイヤを履くSUVやAMGモデル、ランフラットタイヤ装着車では、タイヤ交換だけで数十万円かかることもあります。
修理費
ベンツは頑丈なクルマとして知られていますが、年式が進むと故障や不具合のリスクは高くなります。
代表的なものとしては、エアサスペンション(エアマチック)の故障、電装系の不具合、オイル漏れ、冷却系のトラブルなどがあり、修理内容によっては数十万円の出費になることもあります。
関連記事:ベンツは壊れやすい?よくある故障とリスクを減らすメンテナンスの頻度
関連記事:ベンツのエアサスの寿命はどれくらい?故障の原因や交換時期の見極め方を解説
クラス別に見るベンツの維持費の特徴
Aクラス・Bクラス・CLA

コンパクトクラスのモデルは、排気量が小さく自動車税を抑えやすいのが特徴です。ベンツの中では維持費を比較的抑えやすいクラスと言えます。
Cクラス・Eクラス

ベンツの主力となるセダン・ステーションワゴンです。現行モデルは1.5L〜2.0Lのエンジンが中心で、税金は国産の同クラス車と大きく変わりません。
ただし、車両価格に応じて保険料が上がるほか、年式が古くなると整備費の負担が増えていきます。
GLC・GLEなどのSUV

SUVは車両重量が重く、タイヤサイズも大きいため、重量税やタイヤ交換費用が高くなりやすい傾向があります。ディーゼルモデルを選ぶと、燃料代は抑えやすくなります。
Sクラス・Gクラス・AMG

フラッグシップのSクラスや、Gクラス、AMGモデルは、車両価格が高く、保険料や消耗品の費用も高額です。エアサスペンションなどの装備も多く、年式が進むと修理費の負担が大きくなりやすいクラスです。
一方で、これらのモデルはリセールが強い傾向があるため、売却のタイミング次第では維持費の負担を大きく取り戻せることもあります。詳しくは「【2026年版】リセールの高いベンツ10選|値落ちしにくいモデルと高く売る条件」をご覧ください。
ベンツの維持費を抑えるポイント
メルセデス・ケアや保証・メンテナンスプランを活用する
新車には、一般保証や定期メンテナンスがセットになった「メルセデス・ケア」が付帯します。保証期間が終わった後も、延長保証やメンテナンスプランを活用すると、出費を平準化しやすくなります。
輸入車に強い整備工場を活用する
ディーラー以外にも、輸入車の整備を得意とする工場があります。整備内容によっては、費用を抑えられる場合があります。
保険の補償内容を見直す
車両保険の免責金額や補償範囲を見直すことで、保険料を抑えられることがあります。
警告灯や異変は放置しない
警告灯の点灯や異音を放置すると、大きな修理につながることがあります。早めの点検が、結果的に出費を抑えることにつながります。警告灯の意味は「ベンツの警告灯一覧と対処法|色別の危険度と要注意なエンジン警告灯」でご紹介しています。
10年落ちのベンツは乗り続けるべき?売るべき?
ベンツの維持費で特に悩みが増えるのが、新車登録から10年前後のタイミングです。
10年前後で維持費が上がりやすい理由
新車から10年前後が経過すると、エアサスペンションやエンジン周りのゴム部品、電装系など、年数による劣化が原因の修理が増えやすくなります。
さらに、13年を超えると自動車税・自動車重量税が重課されるため、修理費と税金の両面で維持費が上がっていきます。
ベンツの寿命については「ベンツは何年乗れる?長く乗るためのポイントと中古車の見極め方」もあわせてご覧ください。
売却を検討したいタイミング
・車検の前:車検費用や交換部品の費用を払う前に売却すれば、その分の出費を抑えられます。
・高額な修理が必要になったとき:修理せずにそのまま売却した方が、手元に残る金額が多くなるケースもあります。
・新車登録から13年が近づいたとき:税金が重課される前に手放すことで、負担を抑えられます。
・乗る頻度が減ったとき:乗らない期間も税金や保険料はかかり続けます。
「年式が古いから値段はつかないだろう」と思われがちですが、ベンツは国内外で需要があるため、10年落ちでもモデルや状態によってはしっかりと評価されます。また、不具合がある車両でも、輸入車専門の買取店であれば修理ルートを前提に査定できるため、修理前にまず査定を受けてみることをおすすめします。
10年落ちのベンツを売る際のポイントは「10年落ちしたベンツは下取りよりも売却の方が高い?相場と買取ポイントを紹介」で詳しく解説しています。
「ベンツの維持費が負担になってきた…」そんなときは輸入車買取センターへ
輸入車買取センターでは、メルセデス・ベンツをはじめとした輸入車の買取を専門に行っています。
車検前・修理前など、維持費がかさむタイミングでのご相談も大歓迎です。10年落ちのベンツや、エアサスの不具合・警告灯が点いている車両も、車両の価値を丁寧に見極めて査定いたします。
「今売ったらいくらになるのか知りたい」という段階でも、お気軽にご相談ください。
ベンツの維持費を理解して、賢く乗り換えを
ベンツの維持費は、コンパクト〜ミドルクラスで年間30万〜50万円前後、Sクラスや大型SUV、AMGモデルではそれ以上が一つの目安です。現行モデルは排気量が小さいものも多く、税金面では国産車と大きく変わらないモデルもありますが、保険料や消耗品、年式に応じた修理費では差が出やすくなります。
特に10年前後からは修理費、13年を超えると税金の負担が増えるため、車検や大きな修理の前に売却を検討するのも賢い選択です。
ベンツの高価買取なら、輸入車買取センターにお任せください。モデルやグレード、オプション、整備履歴まで丁寧に確認し、愛車の価値をしっかりと査定額に反映いたします。

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