「10年乗ったベンツを下取りに出すべき?」「それとも普通に売った方がいい?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、10年落ちのベンツは下取りではなく、輸入車の扱いに長けた専門店への売却することで、数十万円単位で価格が変わる可能性があります。
本記事では、輸入車の買取を専門で行うプロの目線から、下取りと売却の相場、少しでも高く買い取ってもらうための査定ポイントを紹介します。
目次
10年落ちベンツの下取り相場

新しい車を購入するディーラーでの下取りは、納車と同時に今の車を引き渡せるため、手間がかからないメリットがあります。
しかし、「査定額」という点だけで見ると、10年落ちのベンツに対する下取りの評価は厳しくなります。
クラス別相場一覧
| クラス | 該当型式 | 下取り相場 |
| Aクラス/Bクラス | W176/W246 | 30万~70万円 |
| CLAクラス/GLAクラス | C117/X156 | 50万~110万円 |
| Cクラス | W205型 | 60万~140万円 |
| Eクラス | W212/W213型 | 70万~150万円 |
| Sクラス | W222型 | 130万~220万円 |
| Gクラス | W463型 | 320万~500万円 |
※2016年式(平成28年式)、走行距離は5万~7万kmを想定
同じ「10年落ちのベンツ」であっても、クラスやモデル、そして車両の状態によって下取り相場には大きな幅があります。
また、人気のSUVモデルやGクラスなどは、10年経っても相場が下がりにくいという特徴があります。
下取りは「乗り換えをスムーズにする」サービス
新車ディーラーでの下取りは、新しい車の納車と今の車の引き渡しをワンストップで行える利便性の高さが最大の魅力です。
一方で、下取りはあくまで新車購入をサポートするためのサービスという側面が強くなります。
そのため、中古車市場での需要を直接反映して買い取る専門店とは異なり、無難な価格が提示されやすい傾向にあります。
規定のガイドラインに沿った査定基準
ディーラーの下取り査定では、全国で統一された基準やガイドラインをベースに価格が算出されることが一般的です。
10年落ちのように年式が経過した車両の場合、年式や走行距離といった基本データに基づく評価が中心となります。
そのため、大切に乗られてきた状態の良さや、こだわりのオプション装備といったプラス要素が価格に反映されにくいケースがあります。
10年落ちベンツの買取相場

クラス別買取相場一覧
| クラス | 該当型式 | 買取相場 |
| Aクラス/Bクラス | W176/W246 | 40万~90万円 |
| CLAクラス/GLAクラス | C117/X156 | 60万~140万円 |
| Cクラス | W205型 | 70万~180万円 |
| Eクラス | W212/W213型 | 80万~180万円 |
| Sクラス | W222型 | 160万~280万円 |
| Gクラス | W463型 | 390万~640万円 |
※2016年式(平成28年式)、走行距離は5万~7万kmを想定
輸入車専門の買取店へ売却した場合、先ほどの下取り相場と比較して全体的に数十万円、Gクラスなどの人気モデルでは100万円以上も上限額が高くなる場合があります。
新車から3〜5年程度の車であれば、車種の需要が査定額に大きく反映されます。しかし、10年という歳月が経過した車は、1台1台の使われ方やメンテナンスの状況によってコンディションに大きな差が生まれています。
そのため、10年落ちのベンツの価値は、モデルごとの基本相場をベースにしつつも、最終的には「現在の車の状態をどれだけ正確にプラス評価してもらえるか」で決まります。

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10年落ちベンツを少しでも高く手放す4つのコツ
1. 定期点検整備記録簿の用意
輸入車の査定において、これまでの整備歴は非常に重要視されます。
特にベンツの場合、正規ディーラーや認証工場での点検記録、オイルやブレーキパッドといった消耗品の交換履歴が残っていると、「トラブルのリスクが少ない」として買取店側も安心して高値をつけることができます。査定時には必ず提示できるようにしておきましょう。
2. 純正オプションや人気装備の価値を知る
ディーラーの下取りでは評価されにくい部分ですが、専門の買取店では装備品が大きなプラス査定に繋がります。
たとえば、「AMGライン」「パノラミックスライディングルーフ」「本革シート」「ブルメスター(Burmester)サウンドシステム」といった純正オプションは、中古車市場でも非常に需要が高いアイテムです。
ご自身の車にどのようなオプションがついているか、査定士へ積極的にアピールしてください。
3. 内外装をきれいな状態に保っておく

10年落ちの車であっても、査定時の「第一印象」は大切です。
ペットの同乗歴がないことや禁煙車であること、シートの擦れやヘタリが少ないことは高評価の対象となります。
また、査定前に洗車や簡単な車内清掃を行っておくだけでも、「オーナーに大切に扱われてきた車」という良い印象を与えることができ、査定士の評価を後押しします。
※傷や破れなどは、修理費分を買取額の上昇分で回収できることはほとんどないため、ご自身で直さないことをおすすめします。
4. 車検の残り期間は「そのまま」で査定に出す
「車検が切れそうだから、通してから売った方が高く売れるのでは?」と考える方もいますが、これは避けることをおすすめします。
たしかに車検期間が長く残っている方が査定額にはプラスに働きますが、車検にかかる十数万円の費用分が、そのまま査定額に上乗せされることはほぼありません。
トータルの出費を考えると、車検は通さずにそのままの状態で査定に出すのが最も損をしない手放し方です。
売却なら「輸入車専門買取店」がおすすめ
一般的な中古車買取店でも売却自体は可能ですが、10年落ちのベンツを少しでも高く売りたい場合は、「輸入車を専門に扱う買取店」へ査定を依頼することをおすすめします。
独自の販売ルートによる「中間コスト」の削減
一般的な買取店の場合、買い取った車は業者間のオートオークションへ出品して利益を得るケースが多く見られます。
しかし、実力のある輸入車専門店は、買い取ったベンツを「自社で直接次のお客様へ販売する」という独自のルートを持っています。
オークションを通さないことで、出品手数料や陸送費といった中間コストを大幅にカットできます。
専門店は、この浮いたコスト分をお客様への買取金額に上乗せできるため、他店や下取りよりも高い価格が提示しやすくなります。
不具合があっても「パーツ」や「海外需要」で評価
10年落ち、あるいは10万kmを大きく超えた車両や、一部に不具合を抱えている車両の場合、一般的なお店では「値段がつけられない」と言われてしまうケースもあります。
しかし、輸入車の扱いに長けた専門店であれば、車体全体としての価値だけでなく、再利用可能な「部品」としての価値を見出すことが可能です。
海外輸出のルートを持つ業者であれば、国内では需要が落ちる年式でも適正な価格で買い取ることができる強みがあります。
まとめ
「10年乗ったから、もう価値がないだろう」と下取りに出してしまうのは非常にもったいないです。
10年落ちのベンツであっても、輸入車の価値を正しく評価できる専門の買取店へ相談することで、手元に残る金額が数十万円単位で変わる可能性があります。
愛車を手放して後悔しないためにも、まずは下取り査定額と比較するつもりで、買取店の査定を受けてみることが損をしないコツです。
