燃費や室内の広さといった数値上のスペックだけでは測れない、見る者の心を奪う美しいデザイン。そんな魅力を秘めているのがイタリア車です。
本記事では、初めてイタリア車の世界に触れる方から乗り換えを検討している方まで、すべての人に向けた人気モデルを厳選して10台ご紹介します。
目次
イタリア車の人気モデル10選
フィアット 500
1957年に登場した歴史的な名車「NUOVA 500」のデザインを現代に甦らせた、イタリアンコンパクトカーの象徴的存在です。その魅力は、どこから見ても愛らしく、乗る人のライフスタイルをおしゃれに彩るデザインにあります。小さいボディは日本の道路事情に最適で、運転のしやすさも抜群です。
近年ではマイルドハイブリッド仕様や電気自動車の「500e」も登場し、環境性能も向上しています。中古車市場では限定車や特別仕様車も多く、自分だけの一台を探す楽しみもあります。

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アバルト 595
フィアット500の可愛らしい外観はそのままに、その心臓部と足回りに「サソリの毒」を注入したのがアバルト595です。搭載される1.4Lターボエンジンは、コンパクトなボディには不釣り合いなほどのパワーを発揮し、背中を押されるような鋭い加速を味わえます。
「レコードモンツァ」と呼ばれるエキゾーストシステムが奏でる、刺激的で勇ましいサウンドは、このクルマの魅力の一つです。ノーマルモードと、ステアリングやエンジンレスポンスが鋭敏になるスポーツモードとの違いも明確で、一台で二つの顔を楽しめます。

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アルファロメオ ジュリア
アルファロメオがBMW 3シリーズやメルセデス・ベンツ Cクラスが覇を競うDセグメントに投入した、後輪駆動レイアウトのスポーツセダンです。盾形のフロントグリルから始まる、流麗で筋肉質なエクステリアデザインは、他のどのセダンにもない官能的な魅力を放ちます。
走行性能も極めて高く、ステアリングを切った瞬間にドライバーの意図を正確に読み取り、軽快にコーナーを駆け抜けます。最上級グレードの「クアドリフォリオ」は、フェラーリ由来のV6エンジンを搭載する高性能モデルです。
アルファロメオ ステルヴィオ
ジュリアと共通のプラットフォーム「ジョルジオ」を使用して開発された、アルファロメオ初のSUVです。SUVでありながら、重心の高さを感じさせない極めてスポーティーなハンドリング性能が最大の特徴。まるでスポーツセダンを運転しているかのような一体感を味わえます。
デザインもジュリアと同様に情熱的で、SUV市場において独自の存在感を放っています。4WDシステム「Q4」による高い走行安定性も備え、実用性と運転の楽しさを高い次元で両立させています。
マセラティ グレカーレ
マセラティがポルシェ・マカンなどが競合するミドルサイズSUV市場に投入した最新モデルです。マセラティの象徴である大型のフロントグリルと、スーパーカー「MC20」から着想を得たヘッドライトが特徴的なデザインです。
内装は、大型のタッチスクリーンを多用した未来的なデザインと、イタリアブランドならではの上質なレザーやウッドが融合した空間となっています。マイルドハイブリッドの「GT」「モデナ」から、MC20譲りの高性能V6エンジン「ネットゥーノ」を搭載する「トロフェオ」まで、幅広いグレード構成も魅力です。
マセラティ MC20
マセラティが自社開発した新型V6ツインターボエンジン「ネットゥーノ」を搭載する、新世代のミッドシップスーパーカーです。F1由来のプレチャンバー技術を採用したエンジンは、630馬力という圧倒的なパワーを誇ります。
最大の特徴は、ドアが斜め上に開くバタフライドアと、カーボンファイバーを多用した軽量な車体です。これにより、0-100km/h加速2.9秒という驚異的な性能を実現しています。マセラティの新たな時代の幕開けを象徴する一台です。
フェラーリ 296GTB
フェラーリの歴史に新たな章を刻む、V6ツインターボエンジンとプラグインハイブリッドシステムを組み合わせたミッドシップスポーツカーです。システム合計で830馬力という驚異的なパワーを発揮し、モーターのみで約25kmの静かな走行も可能です。
デザインは、1960年代の名車「250LM」を現代的に解釈したもので、非常にクリーンで美しいシルエットを持っています。V6エンジンながら「ピッコロV12」と呼ばれる官能的なサウンドも特徴です。
フェラーリ ローマ
「新しい甘い生活」をコンセプトに掲げる、FRレイアウトの2+クーペです。1950〜60年代のローマの華やかなライフスタイルを現代に蘇らせた、極めてエレガントでシンプルなデザインが最大の特徴です。
サメの鼻先を思わせるフロントノーズなど、クラシックな要素とモダンさが融合しています。搭載されるV8ターボエンジンは620馬力を発生し、優雅な見た目とは裏腹に、圧倒的なパフォーマンスを秘めています。

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ランボルギーニ ウルス
「スーパーSUV」という新たなジャンルを確立した、ランボルギーニ初のモダンなSUVです。航空機をモチーフにした内外装のデザインは、他のどのSUVとも一線を画す強烈な個性を放ちます。
4.0L V8ツインターボエンジンは650馬力を発生し、巨体を感じさせないスーパーカーさながらの加速性能を誇ります。4輪駆動システムと走行モードの切り替えにより、サーキットからオフロードまで対応する万能な一台です。

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ランボルギーニ ウラカン
ランボルギーニの中核を担う、V10エンジンを搭載したスーパーカーです。楔形のシャープなスタイリングは、まさにランボルギーニのDNAを体現しています。自然吸気V10エンジンが奏でる、甲高く切り裂くようなサウンドと、背中がシートに張り付くような強烈な加速Gは、ドライバーに非日常的な興奮をもたらします。後輪駆動モデルや、オフロード走行も視野に入れた「ステラート」など、多彩なバリエーションが存在するのもウラカンの魅力です。

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イタリア車を選ぶ際のポイントと注意点
信頼性と維持費について
かつて言われたような「すぐ壊れる」というイメージは、現代のモデルには当てはまりません。しかし、日本やドイツの高温多湿な環境が、イタリア本国での使用想定と異なるため、ゴム部品や内装の樹脂パーツが経年で劣化しやすい傾向は依然としてあります。
また、修理やメンテナンスには専門的な知識や診断機器が必要となるため、整備は正規ディーラーか、イタリア車の整備経験が豊富な専門工場に依頼することが不可欠です。部品代や工賃は、国産車やドイツ車と比較しても高額になる場合があります。
専門店の重要性
特に中古車で購入する場合、車両の個体差が大きいのがイタリア車の特徴です。前オーナーのメンテナンス履歴が、車両のコンディションを大きく左右します。そのため、車両の状態を正確に見極め、購入後のメンテナンスまで安心して任せられる専門店を見つけることが、良いイタリア車ライフを送るための最も重要な鍵となります。
まとめ
今回は、イタリア車の人気モデル10選をご紹介しました。車を選ぶ際は、まず使い方をはっきりさせましょう。通勤中心か、家族での遠出が多いか、保管場所のサイズや予算感はどうか。ここが決まると候補が自然に絞ることができます。
そして必ず試乗して自身のライフスタイルに合いそうか確認しましょう。実際に乗ってみないと分からない感覚や乗り心地は体験しておくことで購入後のギャップを減らすことができます。憧れの日常を手に入れるためにも購入を検討してみてはいかがでしょうか。