小回りが利く都市にピッタリのサイズでBMWらしい走りも味わえるコンパクトEV、それがBMW i3です。本記事では、BMW i3の価格や性能、魅力についてご紹介します。
目次
BMW i3はどんなクルマ?
生産開始 | 2013年 |
定員 | 4名 |
駆動方式 | 後輪駆動 |
最高出力 | 125kW(170PS) |
最大トルク | 250Nm(25.5kgm) |
BMW i3は、キャビンに炭素繊維を使った独自の骨格を持ち、軽くて頑丈な設計になっています。しかも後輪駆動(FR)というBMWらしいレイアウトで、車体が軽く剛性も高いため、ブレーキやハンドル操作に対する反応が遅れにくく、段差を越えるときのボディのゆれ戻りも小さく抑えられます。
ドアは前後が反対向きに開く観音開きで、後席へ乗り込む際は前席ドアを先に開けますが、そのぶん開口が大きく、後席は独立2座(4人乗り)でチャイルドシートの着脱や荷物の積み込みがしやすい設計です。前ボンネット内には小物用の前収納もあり、充電ケーブルを分けて保管できます。
BMW i3の販売状況
日本で販売されていたハッチバック型のBMW i3は、ドイツ・ライプツィヒ工場での生産が2022年7月に終了しました。通算生産は約25万台で幕を閉じ、以後は新車の正規販売が実質的に終了し、中古流通が中心となっています。
現在、日本での入手は中古車が基本で、新車時の高電圧バッテリー保証は最長8年という案内があり、地域や条件により取り扱いが異なるものの、保証の引き継ぎを含めたCPO(認定中古)での購入は安心材料になります。
なお、「i3 eDrive35L」は、中国市場専用の“3シリーズ長軸セダンの電動版”で、かつて日本で販売されたハッチバックのi3とは別モデルです。車名は同じでも中身が異なるため、価格・性能情報を調べる際は混同にご注意ください。
【中古】価格相場と狙い目
相場早見表
年式 | バッテリー|仕様 | 相場 |
2014~2016年 | 60Ah REx | 90~150万円 |
2017~2018年 | 94Ah(BEV) | 180~240万円 |
2017~2018年 | 94Ah REx | 200~240万円 |
2019~2022年 | 120Ah(BEV) | 225~270万円 |
2019~2022年 | 120Ah REx | 260~300万円 |
中古車の狙い目
120Ah(後期)×ピュアEV(BEV)の低走行・保証継承ありは、用途を問わず選びやすい組み合わせです。自宅や職場で充電できる方なら、充電回数を抑えやすく日々の使い勝手が安定します。販売情報にバッテリー健全度の数値が掲載されている車は、性能の目安がわかりやすいです。
充電環境が整っていない、または長距離走行が時々ある場合は、94AhのRExがおすすめです。試乗では、REx作動時の始動性・音・振動・警告表示の有無などを確認すると良いでしょう。
予算重視で街乗り中心なら、状態の良い60Ah RExが候補に入ります。整備記録が継続していること、充電ケーブル付属、12Vバッテリーの交換履歴など、保守状況が明確な車両を選ぶと安心です。
中古購入時の注意点
高電圧バッテリーの状態
販売情報にSOHがあるか確認し、可能なら診断レポートの提示を依頼してください。急速と200V普通充電が正常に開始・完了するか、充電口のロック・フラップ作動、警告灯の有無もチェックします。
充電機器・付属品
200V用ケーブル、急速充電アダプタの有無、車載充電器の最大受電能力、取扱説明書・スペアキーの有無を確認。紛失や欠品があると追加費用が発生します。
REx(発電機付き)を選ぶ場合
始動性、作動音・振動、警告表示、燃料系の劣化に注意しましょう。作動テストを試乗で必ず行い、点検・交換履歴(プラグ・フィルタ等)を見ます。
足まわり・ブレーキ・タイヤ
i3は専用タイヤで交換費用が高めです。溝・偏摩耗・製造年週を確認。回生ブレーキ中心のため、ローター錆・当たりも試乗で確認します。ブッシュ・リンク類の異音や直進時のふらつきがないかも要チェックです。
ボディ/骨格
i3はCFRP(炭素繊維)構造です。修復歴の有無、カーボン部の割れ・補修跡、ドア開口部の段差やチリを入念に確認しましょう。万一の修理費は高額になりやすいので、整備履歴と修理明細を必ず確認します。
電装・ソフトウェア・運転支援
警告履歴、ナビ/iDriveの世代、Apple CarPlay対応、急速充電対応の有無、ACC・車線サポート・カメラ/センサーの作動を確認しましょう。12Vバッテリーの交換履歴があると故障リスクを抑えられます。
室内・使い勝手
観音開きドアの開閉手順や後席乗降性、後席は独立2座である点を実際に確認しましょう。ヒートポンプ/シートヒーターの作動、荷室+フランク(前収納)も正しく動作するか確認が必要です。
試乗時のチェックポイント
発進から減速での回生ブレーキの立ち上がり、直進安定性とステアリングセンター、段差通過時の異音・ビビり、エアコンの効き、急加速時の電費表示などを確認。試乗後に充電テストもできると理想的です。

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充電方法と時間
BMW i3の充電は、自宅での充電と公共の充電スタンドの2つの方法があります。自宅充電は、標準の充電ケーブルをコンセントに差し込むか、BMW Wallboxを設置して充電します。公共のスタンドでは、CHAdoMO規格の急速充電器に対応しています。
普通充電の場合
100V 2kW | 約21時間 |
200V 3kW | 約14時間 |
200V 6kW | 約7時間 |
急速充電の場合
50kW | 約50分 |
20kW | 約2時間 |
40kW | 約1時間 |
使い分けのコツ
日常は就寝中に200V普通充電で80%前後まで補充し、長時間のドライブは必要に応じて急速充電を併用すると現実的です。車載タイマーで充電予約とプレコンディショニングを設定すると、所要時間と電費が安定します。
また、60Ah/94Ahのi3は搭載容量が小さいため、同条件なら120Ahより充電時間は短くなります。購入検討時は、自宅の電源容量と設置予定のEVSE(充電器)の定格を販売店・電気工事店と必ず確認してください。
リセールバリューの傾向と売却のコツ
需要の傾向
i3は新車販売が終了したモデルですが、都市向けEV×コンパクトサイズという特性から中古需要は安定しています。相対的に120Ah(後期)とi3sが高めになりやすく、走行距離が少ない/修復歴なし/記録簿が途切れていない車両は安定して評価が高いです。
REx(発電機付き)は長距離や充電設備が乏しい地域で選ばれやすく、用途に合う買い手が見つかると価格が伸びます。ボディカラーは白・黒・グレーなどの定番色が好まれます。
高く売るコツ
車両の状態
査定前に室内清掃・消臭、外装の小キズの簡易リペア、ホイール汚れの除去を行い、第一印象を整えます。タイヤ残溝・製造年、フロント/リアのブレーキ残量をメモにして示すと、整備費の見通しが立ちやすく好印象です。12Vバッテリー交換履歴や直近の点検内容も分かるようにしておきましょう。改造は基本的にマイナスになる傾向があるため、純正に戻せるのであれば戻しておきましょう。
電池・装備の情報
EVの査定で最も重視されるのはバッテリー健全度です。可能であればSOHの数値を提示できる資料や診断結果を用意します。あわせて、急速充電対応の可否、Apple CarPlay対応、運転支援、シートヒーター、内装パッケージなど装備の有無を一覧化し、充電ケーブル・変換アダプター・取扱説明書・スペアキーを揃えて提示しましょう。
タイミングと売り方
売却は車検前や決算期に合わせることをおすすめします。相見積もりを検討したり、ディーラー下取りと輸入車・EV専門の買取店を同時に比べるとより良い条件を見つけやすくなります。提示価格は支払条件や引き渡し時期で動くことがあるため、柔軟に調整できる点は事前に伝えましょう。

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まとめ
BMW i3は、BMWらしい操縦性とコンパクトなボディを兼ね備えたEV自動車です。新車販売は終了しているので中古車が中心となりますが、自分のライフスタイルと性能を正しく把握できれば、中古でも理想のi3を手に入れることができます。購入の際は、悔いのない選択をするために今回紹介したポイントをぜひ参考にしてみてください。