フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンといった名門が放つマシンは、流麗なデザインと圧倒的なパフォーマンスでドライバーの感性を揺さぶり、「一度でいいから乗ってみたい」という憧れを呼び覚まします。
本記事では、世界に名を轟かせる輸入車の中から厳選して10台ご紹介します。
目次
外車で人気の高級スポーツカー10選
フェラーリ 296 GTB
フェラーリ 296 GTBは、V6プラグインハイブリッドという革新的なパワートレインを搭載し、フェラーリの歴史に新たな1ページを刻むベルリネッタです。1960年代のフェラーリを彷彿とさせる、シンプルかつエレガントなデザインが特徴ともいえるでしょう。
296 GTBの心臓部には、新開発の120°V6ターボエンジンと、リアに搭載された電動モーターが組み合わされています。システム最高出力は830cvに達し、フェラーリのV8モデルをも凌ぐ強烈な加速を誇ります。
ランボルギーニ レヴエルト
ランボルギーニ レヴエルトは、伝説的なV12エンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせたスポーツカーです。高速走行時にはアクティブ・リア・ウイングが自動で角度を調整し、ダウンフォースを最適化します。
新開発の6.5L V12自然吸気エンジンに、フロントの2つの電動モーターと、エンジン後方の電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載しており、システム最高出力は1,015馬力と、ランボルギーニの中でも高いパフォーマンスを誇ります。
ポルシェ 911 GT3 RS
GT3 RSのボディは、見た目の美しさだけでなく、徹底的な空力性能の追求によって形作られています。カーボンファイバー製の大型リアウイングや、随所に設けられたエアインテーク、エアベントは、走行時に最適なダウンフォースと冷却性能をもたらし、抜群の安定性を実現します。
4.0L水平対向6気筒自然吸気エンジンは、470Nmの最大トルクと、525PSの最高出力を発生します。特に、9,000rpmという高回転までスムーズに吹け上がるエンジンサウンドは、迫力満点で、レーシングカーを運転しているかのような高揚感を体験できます。
マクラーレン 750S
マクラーレン 750Sは、「720S」の後継として、軽量化、性能を高めたスーパーカーです。0-100km/h加速2.8秒、最高速度332km/hという狂気じみたパフォーマンスを、最新のプロアクティブ・シャシーコントロールIIIと大型アクティブリアウイングが路面へ昇華させます。
コラムと一体で動くメーターや「マクラーレン・コントロール・ランチャー」によるカスタム設定など、ドライバー中心のコクピットも専用機のような高揚感を味わえます。
アストンマーティン DB12
アストンマーティン DB12は、DB11の後継として誕生したブランド初のスーパー・ツアラーです。手作業で組み上げられる4.0 LツインターボV8は680 PS・800 Nmを発生し、0-60 mphを3.5秒で駆け抜け、最高速度は202 mphに達します。
外観は伝統のガンメタルグリルと流麗なファストバックラインを受け継ぎつつ、拡大したエアインテークと21インチホイールが存在感を強調しています。内装は自社開発の最新インフォテインメントを中心に、ハンドメイドのレザーとアルカンターラで包み込み、まるでラウンジにいるかのような体験できます。
マセラティ MC20
マセラティ MC20は、20年ぶりに同社が世に放った自社開発スーパーカーで、カーボンモノコックにミドシップ搭載されたネットゥーノ3.0ℓV6ツインターボが最高出力630 hp・最大トルク538 lb-ftを叩き出し、0–100 km/h加速2.9秒、最高速度約325 km/hを実現します。
F1由来のプレチャンバー燃焼システムにより高回転まで鋭く吹け上がりながらも、公道走行に適した扱いやすさを持ち合わせています。
シボレー コルベット Z06
シボレー コルベット Z06は、ミドシップ化したC8世代にレーシング直系の心臓を載せた一台です。自然吸気5.5L・DOHC・フラットプレーン・クランクV8「LT6」は最高出力670hpを発生し、8,600rpmまで鋭く吹け上がる快感が魅力です。
ワイドボディの下には前20・後21インチの専用ホイールと、標準でミシュラン・パイロットスポーツ4S ZP、Z07ではパイロットスポーツCUP 2 Rを組み合わせ、前275/30ZR20・後345/25ZR21の極太サイズで路面を掴みます。
Z07はさらに拡張エアロ、専用サスペンション、カーボンセラミックブレーキを与えられ、オプションのカーボンホイールは約18.6kgものバネ下軽量化を実現します。
メルセデスAMG GT
メルセデスAMG GTは、最新世代のカーボン志向パッケージと電子制御をまとったピュアな2ドア・グランドツアラーです。4.0L V8ビターボはGT 55とGT 63を用意し、GT 63は0–60mphを3.1秒で駆け抜けます。
使い勝手の面では、2+2シートを設定し、ラゲッジの拡張やスルーローディングに対応します。さらにAMG ACTIVE RIDE CONTROL、後輪操舵、アクティブエアロなどの最新デバイスが、快適性とコーナリング性能をより高めてくれます。
アウディ R8
アウディ R8は、ランボルギーニ・ウラカンと骨格を同じくするミドシップ×自然吸気5.2L V10の希少な組み合わせを持つスーパーカーです。標準系でも562~602hp級の出力を誇り、最終進化形のR8 V10 GT RWDは620PS/0-62mph 3.4秒という痛快な加速で名残の速さを刻みました。
軽量・高剛性のマルチマテリアルASFボディとドライバー中心のコクピットが、日常域からサーキットまで一体感のある走りを提供します。なおR8は2024年3月をもって生産終了しています。日本市場では別れの挨拶として8台限定で「Japan Final Edition」が用意され、V10の咆哮に幕を下ろしました。
ブガッティ トゥールビヨン
ブガッティ・トゥールビヨンは、シロンの後継として登場した新時代のハイパーカー。コスワースと共同開発の8.3L・自然吸気V16に前2基+後1基の電動モーターを組み合わせ、総合1,800hpを発生するAWDハイブリッドです。V16単体で約1,000hp、電動系で800hpを補い、0-100km/hは2.0秒、トップスピードは通常380km/hという桁違いの性能を実現しています。
スイスの時計職人が手掛けた600点超の機械式メーターを固定ハブ式ステアリングの中心に据え、必要なときだけ現れる格納式センタースクリーンやクリスタルガラスのセンターコンソールが工芸品のような質感です。
まとめ
高級スポーツカーは、スペックの数字だけではなく、ボディラインや希少性、使い勝手や体験の質など判断基準は様々です。限定車や特別仕様は希少性ゆえにリセールバリューに優れやすい一方、オプションの選び方や整備履歴の継続が将来の価値を左右します。まずは気になる一台を試乗し、視界・操作系・サウンドが感性に合うかなどを確かめてみるとよいでしょう。
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