アウディオーナーなら、一度は「コーディング」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。
コーディングとは、アウディの隠れた便利機能を解放し、より快適にドライブを楽しむための設定変更です。コーディングによって利用できる機能には様々なものがありますが、リスクや注意点も存在します。
この記事では、コーディングの基本やおすすめの設定方法、リスクや注意点について詳しく解説します。
これを読めば、アウディの魅力を最大限に引き出すコーディングの全貌がわかります!
目次
アウディのコーディングとは?
コーディングとは、車両の電子制御ユニット(ECU)の設定を変更して、隠された機能を有効にする方法です。
これにより、通常は使えない便利機能やカスタマイズが可能になります。
たとえば、デイライトのON/OFF、ウィンカーの点滅パターン、メーター表示のカスタムなど、ドライビングをより楽しく便利にする設定が豊富です。
コーディングでできることの例:
- デイライトのON/OFF
- ワンタッチウィンカーの回数変更
- アンサーバック音のカスタム
- スピードメーターの表示変更
コーディングのメリットとデメリット
メリット:
- 利便性の向上: 自分好みの設定で快適に。
- コストパフォーマンス: 高額なカスタムをしなくても機能を追加可能。
- 自己満足: 他とは違う自分だけのアウディを作れる。
デメリット:
- 保証対象外のリスク: ディーラーでの点検時に元に戻す必要がある。
- 失敗の可能性: 設定ミスでエラー表示が出ることも。
- 一部の機能は自己責任: 法律に触れる設定(例: 走行中のテレビ視聴)は注意が必要。
おすすめのコーディング設定5選
- デイライトのON/OFF:
- 昼間の視認性を向上させるLEDライトの点灯設定。
- ワンタッチウィンカーの回数変更:
- レーンチェンジ時のウィンカー点滅回数を3回から5回に変更。
- アンサーバック音のカスタム:
- 鍵の開閉時に鳴る音の種類や有無を調整。
- 自動ロックのタイミング調整:
- 発進時の自動ロックを速度別に設定可能。
- スピードメーターのデジタル化:
- アナログ表示からデジタル表示に変更し、見やすさを向上。
コーディングに必要なツールと方法
1. OBD2アダプター:
まず必要になるのが「OBD2アダプター」です。
これは車両のOBD2ポートに差し込むだけで、スマホやPCと連携してコーディングが可能になります。
価格は5000〜15000円程度と比較的手頃で、初心者にも扱いやすいのが魅力です。
アダプター選びに迷ったら、機能や対応アプリをチェックしてみましょう。次に紹介する専用アプリの中には、アダプターも提供しているメーカーもあります。
2. 専用アプリ:
次に必要なのが、OBD2アダプターと連携する専用アプリです。
アプリにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
- VCDS: プロ仕様のアプリで、PCが必要ですが詳細な設定が可能です。
コーディングに慣れてきたら挑戦してみるのもおすすめです。 - OBDeleven: スマホで手軽に使用可能です。フォルクスワーゲングループの公式ライセンスを取得しています。プリセットが豊富で、初心者でも簡単にコーディングが楽しめることが特徴で、アウディ専用の設定が揃っているので安心です。
- Carista: 定額制で、初心者向けに最適化されています。
難しい設定は不要で、アプリの指示に従うだけでコーディングが完了します。
コーディング手順
ここではスマートフォンを用いたコーディング方法の手順についてご紹介します。
- アダプターを接続: まず、OBD2アダプターをアウディのOBD2ポートに差し込みます。
ポートの位置は通常、運転席の下やダッシュボード周辺にあります。 - アプリで車両を認識: 専用アプリを起動し、Bluetoothでアダプターと接続します。
車両情報を読み取ると、コーディングできる項目が一覧で表示されます。 - アプリ操作:変更したい機能を選び書き込めばコーディングが完了します。
コーディングは自己責任?保証とリスク
保証対象外のリスク
コーディングを行うと、ディーラーでの点検や修理時に「保証対象外」と判断されるリスクがあります。特に、ECU(電子制御ユニット)の設定を変更すると、純正ではないと見なされてしまいます。
しかし、コーディング前にバックアップを取り、初期設定に戻しておけば問題を回避できるケースも。
まずは、ディーラーの保証条件を確認し、事前に備えておきましょう。
コーディング失敗時の対処法
万が一、コーディングに失敗してしまっても、以下の対策を知っておけば、冷静に対応することが可能です。
- バックアップを取っておく:
コーディング前に現在の設定を保存しておくと、失敗しても簡単に元に戻せます。
専用アプリにはバックアップ機能がある場合が多いので、必ず活用しましょう。
- 設定エラーはアプリで確認可能:
コーディング中にエラーが出た場合、アプリの診断機能で原因を特定できます。
エラーコードをもとに再設定するか、初期化を試してみてください。 - 最悪の場合、ディーラーでリセットが必要:
自分で対処できないエラーが発生した場合は、ディーラーに相談しましょう。
リセットに費用がかかる可能性はありますが、確実に元の状態に戻せます。
自分でやる vs プロに頼む
自分でやるメリット
- コストが安い: アダプターとアプリ代だけ。
- 自由度が高い: 自分のペースで設定可能。
自分でやるデメリット
- 失敗リスク: 設定ミスでエラーが出ることも。
- 自己責任: 保証が切れる可能性がある。
- 初期費用: アダプターや専用アプリの購入が必要なため、簡単なコーディングを行うだけだったり一度しか利用しない場合は却って割高になることも。
プロに頼むメリット
- 安心感: 失敗のリスクがほぼない。
- 最新の設定に対応: 専門知識が豊富。
プロに頼むデメリット
- コストがかかる: 内容や業者によって大きく異なりますが、簡単な設定変更は数千円程度、複雑な作業は数万円以上かかるのが一般的です。
- 保証切れの可能性: 自分でやった場合と同じく、コーディングを行うことで非純正とみなされ保証が切れてしまう可能性があります。
よくある疑問
Q1: コーディングで故障することはある?
A: 設定ミスでエラー表示が出ることはありますが、重大な故障は稀です。
Q2: ディーラーにバレたらどうなる?
A: 保証対象外になる可能性があります。初期化すれば回避可能です。
Q3: おすすめのアプリは?
A: 初心者には「OBDeleven」、上級者には「VCDS」がおすすめです。
まとめ
アウディのコーディングは、コストを抑えながら便利機能を追加できる魅力的なカスタム方法です。
しかし、自己責任での作業となるため、リスクと保証については理解しておくことが重要です。
初めての方は、まずは簡単な設定から試してみましょう。
また、失敗が不安な方はプロに依頼するのも一つの選択です。
アウディの魅力を最大限に引き出し、快適なドライブを楽しみましょう!
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