知的なデザインと先進技術で、多くのドライバーを魅了するアウディのセダン。
しかし、A3からA8、そして高性能なS/RSモデルまでラインアップが豊富なため、「自分に合う一台がどれなのか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、輸入車買取のプロである私たちが、アウディの現行セダン全モデルを徹底比較。
サイズや価格、特徴はもちろん、失敗しない選び方まで、アウディのセダンに関する知識を徹底的に解説します。
目次
アウディ セダンの全体像
アウディセダンに共通する“思想と魅力”
アウディの車作りには一貫した思想があります。
それは「知的で洗練されたデザイン」「先進テクノロジーと上質な内装の融合」、そしてAWDシステム「quattro」がもたらす「全天候型の走行安定性」です。この共通の魅力を理解した上で各モデルを見ると、違いがより明確になります。
アウディのセダン系ラインアップの整理
アウディのセダンは、ボディサイズが小さい順にA3 → A4 → A6 → A8という4つの基本モデルで構成されます。
そして、各モデルには走行性能を高めた「S」モデル、さらに究極のパフォーマンスを追求した「RS」モデルが存在し、ピラミッド型のラインアップを形成しています。
本文の読み方ガイド
この記事では、まず「比較表」で全体像を掴んでいただき、次に「用途別おすすめ」で候補を絞り、最後に「各モデル詳細」で理解を深める、という流れをおすすめします。
この順で読めば、最短であなたに合う一台を見つけられます。
ひと目でわかるサイズ・価格・駆動方式の比較表
| モデル | 全長 | 全幅 | 駆動方式 | 価格帯の目安 | トランク容量 |
| A3 | 4,495mm | 1,815mm | FF / quattro | 400万円台〜 | 425L |
| S3 | 4,505mm | 1,815mm | quattro | 800万円台〜 | 380L |
| RS3 | 4,540mm | 1,850mm | quattro | 900万円台〜 | 321L |
| A4 | 4,760mm | 1,845mm | FF / quattro | 500万円台〜 (現在新車無し) |
460L |
| A6 | 4,940mm | 1,885mm | FF / quattro | 800万円台〜 | 530L |
| S6 | 4,955mm | 1,885mm | quattro | 1,400万円台〜 | 520L |
| A8 | 5,190mm | 1,945mm | quattro | 1,200万円台〜 | 505L |
| S8 | 5,190mm | 1,945mm | quattro | 2,000万円台〜 | 505L |
装備
アウディの先進装備はモデルごとに標準/オプションが異なります。特に「マトリクスLEDヘッドライト」「バーチャルコックピット」「運転支援システム」は、A4以上では標準装備の傾向が強く、A3ではオプション設定の場合が多いです。
モデル別の特徴と選び方
A3 セダン

【都市部での扱いやすさを重視する方に】
アウディセダン最小ながら、内外装の質感は上級モデル譲り。
全長4.5mの取り回しやすいサイズは、日本の道路環境に最適です。
FFモデルは軽快、quattroは安定した走りが魅力。メルセデスAクラスセダンやBMW 2シリーズGCがライバルで、内外装の先進感でリードします。コンパクトでも妥協しない、賢い選択をしたい方におすすめです。
S3 セダン

【日常に、プラスアルファの刺激が欲しい方に】
A3の実用性はそのままに、専用エンジンとquattroで武装したスポーツモデル。
0-100km/h 4.7秒の俊足と、引き締まった足回りがもたらすコーナリング性能で、日常的な運転に刺激と楽しさを加えてくれる一台です。
ゴルフRと兄弟関係にありつつ、セダンとしての落ち着きを保っています。
毎日使えるスポーツセダンを探している方に最適です。
RS3 セダン

【唯一無二の5気筒エンジンを味わいたい方に】
アウディ伝統の直列5気筒ターボエンジンを搭載した、コンパクトセダンの頂点です。
その独特なサウンドと暴力的な加速は、もはやスーパーカーの領域。サーキット走行も視野に入る究極の性能を持ちながら、日常使いもこなせる二面性が最大の魅力です。
A4 セダン(生産終了│在庫限り)

【あらゆるシーンで満足できる“王道”を求める方に】
静粛性、乗り心地、積載性、そして先進装備のすべてがハイレベルで調和した、ミドルクラスセダンの世界的ベンチマークです。
長距離移動も疲れ知らずで、フォーマルな場面にも似合います。Cクラスや3シリーズがライバルですが、quattroによる走行安定性と内装のデジタル体験で独自の地位を築いています。迷ったらA4を選べば間違いないと言える、万能な一台です。
A6 セダン

【後席の快適性と、ワンランク上の上質感を求める方に】
A6は、室内の広さ、静粛性、直進安定性のすべてが非常に高いレベルで調和したハイエンドセダンです。
特に後席の快適性が非常に高いため、ゲストをもてなす機会が多い方や、ビジネスでの送迎を重視する用途にも最適です。ライバルとなるメルセデス EクラスやBMW 5シリーズと比べても、A6はモダンで知的な雰囲気を好む方に特におすすめできる一台です。
S6

【余裕と品格を両立した、ジェントルなハイパフォーマンス】
S6は、アウディのミドルクラスセダンであるA6をベースに、スポーツ性能を大幅に引き上げたハイパフォーマンスモデルです。
豪華なビジネスセダンの快適性と、ドライバーを熱くさせるスポーツカーの性能を、妥協することなく両立させた一台です。
A8 / S8

【最高のおもてなしを実現する、アウディのフラッグシップ】
アウディが持つ最新技術のすべてを注ぎ込んだフラッグシップセダン。
後席の快適性、圧倒的な静粛性、そして夜間の視認性を劇的に高めるHDマトリクスLEDレーザーライトなど、その装備はまさに最高峰の先進性を体現しています。
アウディのセダンの失敗しない選び方
- 駐車環境の確認
アウディセダンを選ぶ際に失敗しないために、まずは駐車環境を必ず確認してください。特にA6以上のモデルは全幅が1,885mmを超えてくるため、ご自宅や職場の駐車場のサイズ(特に幅)を先に把握しておくのが重要です。 - 「毎日使う装備」の優先順位を決める
夜間走行が多いならマトリクスLED、長距離移動がメインならシートベンチレーションなど、ご自身のニーズから選びましょう。ちなみに、サンルーフや人気カラー(白・黒)は売却時に有利なリセールバリューの高いオプションとして覚えておくと役立ちますよ。
よくある質問
Q1:A4とA6の違いはどれくらい体感できますか?
A1:高速道路での直進安定性や、後席の広さ・快適性で大きな差を体感できます。街乗り中心ならA4、長距離移動が多いならA6の恩恵が大きいです。
Q2:quattroは必須でしょうか?
A2:必須ではありませんが、雨や雪の日が多い地域の方や、高速道路を頻繁に利用する方には強くおすすめします。走行安定性に絶大な安心感があります。
Q3:リセールを考えるならどれを選びますか?
A3:一般的に、A4やA6といった量販モデルで、人気色(白・黒)、サンルーフ、運転支援システムといった人気オプションが付いている個体は、安定したリセールが期待できます。
まとめ
この記事では、アウディセダンの思想と魅力から、現行セダン全モデルの性能までを徹底解説しました。
どのモデルを選んでも間違いのないアウディのセダンですが、大切なのは、卓越したデザインや先進技術といった共通の魅力と、サイズ・価格・装備の差から生まれる各モデルの個性を正確に把握することです。
ぜひ本記事を参考に、あなたにとって最適な一台を見つけてみてくださいね。

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