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『すずめの戸締まり』芹澤の車はアルファロメオ?BMW?

『すずめの戸締まり』芹澤の車はアルファロメオ?BMW?

映画『すずめの戸締まり』では、美しい風景や感動的な物語だけでなく、登場人物たちが乗る車にも注目が集まっています。特に、芹澤が運転する赤いオープンカーは、そのスタイリッシュなデザインと印象的な存在感で観る者の目を引きます。

この車の正体や選ばれた理由について、気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、芹澤が乗っていた車に関する説や制作側の意図について解説していきます。

『すずめの戸締まり』とは?

映画『すずめの戸締まり』は、新海誠監督による長編アニメーション映画で、2022年に公開されました。日本各地を舞台にした壮大なロードムービーであり、閉じ込められた災厄を封印する「戸締まり」を巡る物語が描かれています。主人公の岩戸鈴芽(いわとすずめ)は、ある日、椅子に姿を変えられた青年・宗像草太(むなかたそうた)と出会い、不思議な扉とその先に広がる異世界へと導かれます。

作中では、美しい日本の風景や新海監督ならではの繊細な描写、そして深いテーマ性で高い評価を受けています。特に、東日本大震災の記憶を想起させるストーリーが大きな話題を呼び、過去と未来、そして命の尊さについて考えさせられる内容となっています。

また、作中で描かれるキャラクターたちの人間関係や、主人公の鈴芽が成長していく姿も感動を呼ぶポイントの一つです。『すずめの戸締まり』は、冒険、青春、そしてファンタジーが見事に融合した作品として、多くの観客を魅了しました。

『アルファロメオ』と『BMW』2つの説

アルファロメオ説とBMW説

結論から言うと、芹澤の愛車である赤いオープンカーは、実在していない車です。さらに、公式からは具体的な車種やブランド名は明言されていないため、ファンの間で、「このメーカーじゃないか?」という議論が巻き起こっています。

様々な議論が行われる中、特に有力とされているのが「アルファロメオ説」と「BMW説」です。この2つのブランドは、どちらも洗練されたデザインと優れた走行性能で知られていますが、デザインの方向性やブランドの個性が大きく異なります。

そのため、劇中の描写をもとに、どちらのブランドの車両が描かれているのかを推測するファンが続出しています。車好きの観点からディテールを考察する人もいれば、芹澤というキャラクターとの親和性をもとに意見を述べる人もいます。

ここからは、この2つの説について詳しく見ていき、それぞれの根拠や魅力を探っていきましょう。

『アルファロメオ説』

アルファ スパイダー

アルファロメオは、その情熱的なデザインとパフォーマンスで知られ、特に赤いボディカラーはブランドの象徴とも言えます。劇中で描かれる車両の流れるようなボディラインや、スタイリッシュなオープンカーという特徴は、アルファロメオのデザイン哲学に非常に近いものがあります。

アルファ スパイダー02

ファンの中では「スパイダーシリーズ」や「アルファスパイダー」、「4Cスパイダー」との関連性が指摘されています。スパイダーシリーズは、オープンカーの代名詞ともいえるモデルで、長い歴史を持つアルファロメオの代表的な車種です。また、4Cスパイダーはコンパクトなスポーツカーでありながら、ダイナミックな走行性能を持つモデルで、芹澤のような自由奔放なキャラクターにマッチしているとの声もあります。

アルファロメオ ジュリア

また、フロントマスクのデザインは「ロッソ・アルファ」や「ジュリア」などが参考にされているのではないかという意見もあります。

『BMW説』

BMW 4シリーズ カブリオレ

赤いオープンカーの正体としてもう一つ有力視されているのが、ドイツの名門ブランドBMWです。BMWは、その洗練されたデザインと卓越した走行性能で世界的に知られるブランドであり、特にスポーツカーやオープンカーの分野では多くの人気モデルを生み出しています。

フロントマスクのデザインは圧倒的にアルファロメオの方が近いですが、BMW説が有力候補として上がる理由としては、小説版『すずめの戸締まり』では、「赤いBMW」という記載があるためです。

小説版ではBMWという設定になっているため、BMWと受け取らざるを得ませんが、映画版ではそのようなセリフがなく、デザインやボディラインが他の車種にも似ているため、BMW以外の説が浮上しています。

BMW Z4シリーズ

具体的な車種としては、「Z4シリーズ」や「4シリーズのカブリオレ」辺りが候補としてあげられるのではないか。という説が上がっています。特にカブリオレは、4人乗りの構造になっているため、芹澤の乗っていた車と特徴が一致しています。

【関連記事】BMW Z4 M40iの試乗レビュー|エンジン音&マフラー、スペック詳細まで徹底解説

なぜオリジナルの車にしたのか

様々な意見が飛び交う中、なぜメーカーや車種を明確にしなかったのでしょうか。仮説を基に考察していきます。

契約・コストの削減

まず、現実的な問題で考えられるのが、制作サイドの実務的な理由です。特定の車種やブランドを明確にする場合、ライセンス契約や権利の問題が発生することがあります。こうした、手続きやコストを避けるために具体的なモデル名をぼかしてデザインすることは、アニメ作品では一般的な手法といえます。

過剰な注目を避ける

作中に特定のメーカーが登場するということを明確にしてしまうと、その車両が映画の中で過剰に注目されてしまい、観客の視点が車に集中してしまいます。新海誠監督の作品は、物語のテーマやキャラクターの感情にフォーカスが当たるよう緻密に設計されています。

そのため、車両をあえて「高級車」という具体性の低い見た目にすることで観客が物語全体に没入できるように配慮された可能性が考えられます。

ブランドイメージへの影響

メーカーやブランド、モデルを明確にすることで、作中で描かれる車の印象、雰囲気がそのまま観客に伝わります。作中では、「中古とはいえボロい」や車を壊してしまう描写もあるため、このような扱いを受けるとモデルになった車に直接悪い印象がついてしまうため、メーカー、モデルを明確にしなかった事が考えられます。

話題として取り上げてもらう

最後に車種を明確にしないことで、私達のように、視聴者に考察の余地を与えること自体が狙いだったのかもしれません。どの車種なのか、どのメーカーをモデルにしたのかという議論をすることで、ファン同士の交流や盛り上がりが生まれたり、作品が話題になり、より多くの人に視聴してもらえるようにするための施策だったのかもしれませんね。

まとめ

今回は、映画『すずめの戸締まり』に登場する芹澤の赤いオープンカーについて解説してきました。

この映画を観た方は、ストーリーに集中していて車は全然気にしていなかったという方が多いと思います。新海誠監督がモデルにした車種を考察しながら、視聴することで『すずめの戸締まり』をより楽めるかもしれません。

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この記事を書いた人

輸入車買取センター編集部

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